- 顔をなめられた時に臭う
- 一緒にいて嫌な臭いがする
- よだれが増えた
- 食べる時に口を気にする
そんなときはそっと口の中を見てあげてください。歯の表面に茶色い石のようなものが付いていませんか?それが歯石です!
歯石はとても汚い細菌たちの根城であると同時に、口腔内衛生にとてもよくない影響を及ぼす迷惑極まりないものなのです。
歯石を放っておくとどんどん大きくなり、歯肉や歯槽骨を壊して、歯が抜けてしまいます。
そればかりではなく、目の下に膿がたまってしまう(眼窩下膿瘍)ほか、心内膜炎、腎臓病、肝臓病などの全身疾患も引き起こすことが知られています。
必ず気づいた段階で早めに処置してあげてください。
歯石の除去について
歯石は付いてしまったら削り取るしかありません。
しかし、ただ削るだけではキレイに取れないばかりか、歯の表面に細かな傷を作ることになり、余計に歯石を付きやすくしてしまいます。
キレイにするためには、全身麻酔をかけしっかり処置してあげる必要があります。
歯石除去の当日の流れ
全身麻酔になりますので、前日の夜22時以降は絶食する必要があります。お水は当日の朝まであげて大丈夫です。
処置当日は午前10時までにご来院ください。
身体検査を行ってから血液検査・レントゲン検査を行い、午前の診察終了後に処置を行います。
超音波スケーラーで歯石を取り除いた後、ポリッシャー(研磨機)で歯の表面の細かい傷をみがいてキレイにします。必要に応じて抜歯や縫合を行います。
ほとんどの場合、その日の夕方に帰宅できます。
歯石除去後に大切なこと
歯石は取り除いたら終わり、というわけではありません。その後のケア(歯みがきなど)が大切ですのでお忘れなく!
歯ブラシに加え、歯石を付きにくくするデンタルジェルなども用意してあります。